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四国学生演劇祭に行ってきました

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どうも、丸山です。

 

毎年1月~3月って駆け抜けるように過ぎていく気がしてます。

行く月、逃げる月、去る月なんて言いますもんね。

2017年のこの時期もマッハで過ぎるんだろうなあって思います。

 

さて、そんな1月ですが、去る1月21日(土)、1月22日(日)に

愛媛県松山市にあるシアターねこで開催されていた

四国学生演劇祭を観に行ってました。

 

四国学生演劇祭とは

高校生は高文祭みたいなもので、

四国の大学生が各位創作したお芝居を上演し、競い合う大会です。

昨年は愛媛だけで開催しましたが、

今年は四国まで広げてより一層四国の演劇活動を活性化させようという目的で活動しています。

予選・決勝を行い、全国学生演劇祭への出場団体を決めます。

また、演劇を通し四国の学生の交流を深め、刺激しあい更なる成長をしようという目的もあります。

今年は、香川・愛媛・徳島から参加があり全7団体が互いの表現を競い合いました。

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参加団体

①劇団くるっぽ

作者・演出:林ユウヤ 大学名:松山大学

②劇団マシカク

作者・演出:中西一斗 大学:徳島大学

作品名:自憂空間

③テルフー

作者・演出:吉中真菜恵 大学:愛媛大学

作品名:神様なんていらない(仮)

④ワタガシ団

作者・演出:山中晋介 大学:愛媛大学

作品名:スイート・スターライト・スクランブル

⑤宇宙ショーケース

作者・演出:水林佐和 大学:愛媛大学

作品名:遺影の向こうで永遠にイエーイ

⑥劇団EMPTY

作者:未定 演出:未定 大学:香川大学

⑦でんきう

作者・演出:野尻泰史 大学:愛媛大学

作品名:chessNutz

 

劇団マシカク???

徳島大学のユニット劇団マシカクとして参加している、

中西君と玉木君は劇団まんまるのメンバーです。

現在、劇団まんまるは2月18日・19日に高知で上演予定の笑UPというイベントに向けて準備をしているのですが、その合間を縫って戯曲を書いて・稽古して・上演して、、凄い準備をしてました。

予選には予定があって行けなかったのですが、幸い予選を突破したので決勝を僕は観に行ってきました。

 

感想

決勝に進んだのは愛媛大学の宇宙ショーケース・ワタガシ団、

そして、劇団マシカクです。

○宇宙ショーケース

幼馴染の兄妹と妹の友達の話。

舞台は兄の葬式からはじまる。

兄がベランダから足をすべらせて亡くなってしまった。

引越しで離れてしまい久しぶりに妹と再開する友人。

二人の回想をメインに、それぞれの兄に伝えられなかった想いを描いた作品でした。

最終、兄に気持ちを伝えられたのでハッピーエンド?ではありました。

水林さんの作品は昨年1月の四国劇王Ⅳで拝見したのですが、

相変わらず独特な世界観で、

どこまでが台本でどれがアドリブなのか全然わからなくて、

こういうお芝居が出てくるのが松山だなあと思いました。

 

○ワタガシ団

宇宙警備隊?の活動を描いた、スペースコメディ。

肩を抜いて安心して楽しく観ることができました。

作演の山中君をメインにキャストの配置が絶妙で、

アクションとリアクションのバランスがとれていて

楽しいアメリカンコメディを観ているような感覚を覚えました。

 

○劇団マシカク

ルームシェアをしている、若者3人が空想で遊びながらそれぞれの現実に最終向き合っていく、、ような作品です。

40分という結構長い時間ずっと力技で仕掛けていくのは流石でした。

力技の芝居はともすると全滑りの危険もあり、それ含めた色んなリスクを物ともせずに演じきった彼らの姿勢に好感を持ちました。

自分の劇団のメンバーという贔屓目を抜きにしても頭一つ抜けていたと思います。

 

思った通り見事決勝を勝ち抜き優勝しました。

京都で開催される全国学生演劇祭もがんばってね。

 

おわりに

僕が観たのは決勝だけでしたが、

それでもそれぞれに色がありました。

全部違って全部いい、とは言い切れないですが、

各チームこれが面白いと思った作品が上演されていたと思います。

来年は予選から観劇したいと思いました。