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こんにちは。
丸山です。
去る、2016年5月23日、
愛媛県松山市にある小劇場「シアターねこ」にて行われたCTT vol.17に劇団まんまるとして参加してきました。
C.T.T.とは
■Contemporary Theater Trainingの略で「現代演劇の訓練」の意味です。
「とにかく場数を踏まないと俳優は上手くならない」等これらを実現できる場を実現しようという目的で発想されました。
work in progressつまり「完成品のためにいろいろ試している過程」の発表の場を作ります。
■演劇・ダンス・アートパフォーマンスを志す人なら誰でも参加可能。
(個人・グループを問わない)
■1作品30分以内で照明・音響・舞台装置は簡素です。
■上演後、観客と作品をブラッシュアップするためのアフタートークをします。
そして観客による投票をしてもらいます。
今回、僕は演出として参加しました。
人が書いた本に演出をつけることは初めて、
かつ女性のみの4人芝居というのも初めてなのでうーんどうしようと思いましたが、
折角のCTTなので思い切り実験をすることにしました。
本のタイトルは「残春」です。
オタクで引きこもりがちな姉と、快活で女優として活動している妹。
舞台はその二人の会話から始まります。
妹への嫉妬や劣等感を心の声として語りながら、
それを見守る母や、途中から登場するユカという女の子を巻き込んで物語は進んでいきます。
著者は女性のみのお芝居ということで、男性ではあまりない女性特有の人間関係を作品に込めたようです。
この作品をスタンダードに演出すると暗くて重い感じになりがちだなあと思いました。
逆に出来るだけコメディな感じでつけていった方がこの物語には合うんじゃないかな。
そう思って演出をしていきました。
公演後、アフタートークやお客様のアンケートを確認してみて概ね思った通りの感じで受け取っていただけたと思います。
時折辛口のコメントがあって、「ですよねぇ。。。」と反省する部分もありました。
しかし、今回はCTTです。
あくまで実験や訓練をする舞台なので今回の反省を活かして夏の公演に備えたいと思います。
最後に
ご多忙の中、CTTや劇王などを開催頂いております
シアターネットワークえひめの皆様、
そしてご来場頂いた皆様、ありがとうございました。
また新しいモノを創って伺います。