2017年以前の旧ブログ
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どうも、バンチです。
今の時代、「通信費」って家計の中でかなりの存在感を誇っていますよね。
昔は固定電話くらいだったのが、携帯の普及でどんと増え、インターネットが当たり前になりその回線料の負担・・・
とどめにスマホ。
そんな通信費を抑える手段としてMVNO、いわゆる格安SIMってのは気になる存在ですよね?
いろいろな事情もあり、この4月から・・・約2ヶ月ほど使ってみた感想なんかをまとめてみます。
MVNOって?
言葉だけならMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略となっています。
移動体通信事業者ってのはD○C○M○とかA○とかS○ftBank、いわゆる「キャリア」とよばれている会社です。
各地にアンテナ用意して、それを回線でつないでっていう地道でお金のかかる仕事を担ってくれています。
その設備を使って携帯電話のサービスを展開しているのですね。
それに「仮想」がついたもので、実体・・・すなわち上にあげた設備をもっていない会社がMVNOなのです。
どうやってサービスを提供しているかというと、端的にいえば賃料払ってキャリアのもっている設備を間借りしているのです。
それでなぜキャリアより安くSIMを提供できるかというと、
・ふわっとした設備の増設・維持費が固定の賃料になる
・広告、サービスなんかの経費を抑えられる
あたりの違いで実現しているわけです。
これだけだと、メリットしかないように見えますが・・・
MVNOの欠点
一般的に取り上げられるデメリットについて、自分の中でどう解消したかを書いて見ます
1.回線の品質
非常にありがたいことに利用者による生のデータが簡単に集まります。
あらかじめコストと品質を踏まえたうえで契約先を選択できるので、よっぽどのことがなければ期待を裏切ることはないかと思います。
事実、想定どおりの使用感です。
2.オプションサービス
余計なサービスが不要、という場合であれば特に問題にならないかと思います。
唯一気がかりとなったのは決済系のサービスが利用できないことでしょうか。
自分の場合は基本クレジットカードで済ませていたので、この点でも障害とはなりませんでした。
3.キャリアメール
主なやりとりは各種SNSにいつのまにやら移行していましたので重要度は劇的に下がっていました。
これも大きな障害にはならなかったです。
4.通話料
契約に無料通話が付くようなプランは少ないです。
最近はLine無料通話の利用も増え、そもそも通話の絶対数が少ないことからこれも問題にはなりませんでした。
こんなところでしょうか。
同じく障害は少ないな、と思える方であれば移行しても不満は少ないのではないでしょうか?
端末は?
間借りする回線のキャリアで使用していた端末であればそのまま使いまわせます。
SIMフリー携帯であればもちろん大丈夫です。
ただ、自分の場合はA社からD社回線への移行かつSIMロック有効なiPhoneであったため新たな端末が必要でした。
中古のSIMフリーiPhoneも候補でしたが、この際なのでローコスト層のAndroid機を手に入れることにしました。
選んだのは富士通のArrowsM02。
スペックとしてはそこそこ止まりですが、処理の重たいゲームなんかをしなければiPhoneと比較しても悪くないレスポンスです。
カメラの性能だけは、ちょっと不満残りますが・・・
結局どうなの?
ここまでの通り、自分にとってはいいこと尽くめです。
もちろん、当初の目的である通信費の圧縮にも成功しています(約1/3に)
しかし、キャリアではないことの絶対的不安感は残っています。
このまま安定したサービスが提供されるのだろうか、コストは維持されるのだろうか・・・など長期利用に不安があるのも事実ですし、災害時に優先的な復旧も望めない可能性もあります。
そのあたりを割り切れるかどうか・・・
あとは、いざとなったら即乗り換えも辞さないって覚悟があればうまく付き合っていけるように思えます。