2017年以前の旧ブログ
BLOG2017
どうも、バンチです。
9月の連休には妻の実家にお邪魔していました。(岡山県)
毎回のことながら、テンションが急上昇する子どもらにてんやわんやでした。
そんな中、なんとか空いた時間で前から気になっていた施設までちょっと足を運んでみたのでした。
津山まなびの鉄道館
津山には全国をみても残り少ない"扇形機関車庫"があります。
大きさも現存しているものでは京都の梅小路機関車庫に次ぐ二番目の大きさです。
そんな車庫の在りし日の姿がこちら・・・
(2009/10/10 撮影)
哀愁ただよいまくりです。
このときは、近いうちに取り壊されるんじゃないかとちょっとさみしい思いをしていたのですが・・・
※実際は年数度のイベントに活用されたりと、鉄道好きの方たちには人気のスポットだったようです。
そんな車庫が2016年4月に改装され、常設の鉄道博物館として生まれ変わったのが”津山まなびの鉄道館”です。
ぎゅっと詰まった展示
リニューアルした車庫がこちら!
・・・全体像をちゃんととるの忘れてました。ごめんなさい。
ちょっと寂しかった車庫は機関車たちで埋まり、転車台も間近で見られます。
入り口近くでは蒸気機関車の動輪と記念写真。
あの”デゴイチ”もいます。
この"DE50"というディーゼル機関車、あとから調べてみるとこの試作車一台のみが作られたとか。
試作機&オンリーワン高性能機とか男子ホイホイな属性持ちですよ。
転車台は結構頻繁に動かしているようです。
この日も、12:00、15:00のスケジュールで動いたのですが、時間の都合で見ることが出来ず・・・
隣接して資料館も作られ、津山駅や鉄道の歴史、鉄道にまつわる知識が学べます。
結構大きなジオラマ+鉄道模型なんかもあります。
お客さんの反応みながら係員さんが転車台動かしてくれたりも。
(手ぶれあり&手動フォーカスです・・・見苦しい動画ですいません)
決して広い敷地ではないのですが、貴重なものも含め濃い展示内容で思った以上に満足できました。
乗り物好きの子どもたちからも間近に機関車が見れたり、道具や動く仕掛けに触れたりで無事楽しかったとの感想もらえました。
産業遺産とか
日本は工業国といわれていますが、近代の建築物や産業遺産は遺すのが難しいように思います。
耐震補強が難しいので取り壊し、保管とは名ばかりの雨ざらし、管理に手があまり解体、という事例は多いです。
むしろ海外の博物館や有志の方が保管している物のほうが状態がよかったりします。
どの場合も膨大な維持費をだれが負担するのかで行き詰まっているんですよね。。。
この「津山まなびの鉄道館」、そういった遺産を残す手段としてはなかなかに成功している例ではないでしょうか。
アクセス
車庫&転車台ですので津山駅に隣接しています。
津山まなびの鉄道館 公式サイト
駐車場があまり多くないのでご注意を。
週末、祝日なんかはすぐ駐車場埋まっているようです。