2017年以前の旧ブログ
BLOG2017
丸山です。
10月の連休8日~10日皆さん如何お過ごしだったでしょうか。
僕は香川県坂出市で開講されていた「演劇大学inさかいで」というワークショップに参加していました。
演劇大学ってなんだ?
新しい時代を担う全国各地の若手演出家の養成のためのプログラムとして、2001年より、年に9回程度開講しています。
第一線で活躍する演出家や、海外の演出家を招いて日本各地を回り、短期集中的にセミナーやワークショップを開講し、地方での演劇振興を図ります。
第一線の演出技術に触れたいと言うベテラン演出家や、演出家を志している学生などを対象に、俳優やスタッフの指導を含む演出技術を研究するセミナーを開講します。
第一線で活躍している演出家を講師に迎え、演出家同士が、お互いの思考や方法について、意見を交換する場所でもあり、演出家の養成にとって、最も意義のある事だと考えています。
※日本演出社協会HPより抜粋
「演劇大学inさかいで」について
今回僕が参加した坂出の演劇大学も上記ワークショップの一環として坂出市と香川の劇団マエカブ代表の岡田さんらが中心となって催されています。
昨年から3年計画ではじまり、今年は2年目です。
参加したワークショップについて
3日間で本当に沢山のワークショップが開講されていたのですが、その中でも僕が選んだのは、「三日間で短編劇を作る!」という講座です。
名古屋の方でオイスターズという劇団で活動されている平塚直隆先生が講師をされました。
昨年の演劇大学でも僕は平塚先生の講座を受講しました。
その時は三日間で短編戯曲を書ききるという講座で、三日間ほぼ缶詰状態でひたすら戯曲を書いていました。
書いても書いても添削される添削地獄に頭飛びそうになりました。
家内も同行していて、別の演劇講座を受けていたのですが、そっちは和気藹々と楽しそうだったので余計に。
とは言え、終わってしまえば凄く勉強になったし楽しかったんですけどね。
で、今年の「三日間で短編劇を作る!」です。
今回は家内と劇団まんまるの東條と一緒に講座を受講することになりました。
講座の内容としては平塚先生の短編戯曲「音」という作品の前半部分を僕が、後半部分を劇団マエカブの繁中さんが演出。
他のメンバーはそれを演じるという内容です。
平塚先生はそれら全体を見ながら時折指示を出す感じです。
1日目は午後からだったのでひとまず読み稽古だけでした。
何というか初見の台本でさてどう役者に指示をだしていこうというのでテンパっていたので無駄に細かい指示を出してしまい、途中でキッチリ平塚先生に駄目を出されました。
その夜から何というか、悩みました。
どう伝えていけばいいのか。
今回が役者として初めてという子もいれば、ベテランの役者さんもいます。
彼らに何を伝えればいいのか。その言葉のチョイスで悩みました。
2日目から立ち稽古に入りました。
今まで自分の劇団まんまるでの僕の演出は所謂、役者に型を付けさせるものでした。
それは動きだけではなく、台詞や間についても。
昨日平塚先生から受けた駄目はそんな細かく演出がつけるのではなく、湖に石を投げ込んでどんな波紋が広がるのかを確かめるように、役者に指示をだしてその結果どんな化学反応が起こるのかを見ていくといいといったものでした。
それを受けて2日目からは彼らに
・僕が作りたい状況
・役として作って欲しい状態(外に見える感情)
・役同士の距離感
これらを念頭に置いて指示を出していきました。
今回参加されていた役者陣のポテンシャルの高さも手伝って見る見る楽しい作品になっていきました。
ああ、役者に任せるってこういうことかっていう気づきがありました。
3日目。
午後から今回の成果発表会があるので、午前中に集中して微調整を行いました。
午後からの発表会。
役者のみんな凄く緊張していたと思います。
最後の最後、演出として鼓舞することが出来てれば、、という後悔もありました。
でも!伝わる作品として創ることが出来たと思います。
この場を借りて、みんな本当にありがとう!
終わりに
終わってみれば昨年同様。
もしかしたら昨年以上に怒涛の三日間でした。
その甲斐もあり、確実に演出としてレベルアップ出来たと思います。
今後の劇団まんまるでの作品創りに活かしていければと思います。
来年も演劇大学、行きます!!
平塚先生ありがとうございました。
おまけ
2016/10/15 結婚式しました!!!