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2016.02.22

話がまとまらない。。。

まるちゃん まるちゃん Other Blog

どうも、丸山です。
 
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私ごとではありますが、
僕の劇団まんまるが来る4月9日・10日と徳島市アクアチッタで公演を行います。
題しまして「水辺の演劇祭 あくとちった」です!
 
今までの公演とはまた違って10日の日曜日昼公演では
ご家族連れにお楽しみ頂けるような内容を出来るだけ、出来る限り考えています。
 
その中でオリジナルの童話をメンバーに朗読してもらう時間があるんですが、
なかなかどうして途中で筆が止まっています。
 
ひとまず、ここから先はどうなるかお楽しみ!ってことでお先に序盤だけ公開しておきます。
 
 
 
 
 
 
「あかねちゃん」
 
あかねちゃんが視力を失ったのは、五歳の時でした。
 
あかねちゃんのお家は街の外に建つどこにでもある一軒家です。
のぼりはじめたおひさまがあかねちゃんのお家を照らしています。
冬の肌寒さも遠のき、散り始めた花びらがゆっくりとお庭を染めていました。
 
トントントン。トントントン。
小気味良いリズムでお母さんが何かを切っています。
大根かな?人参さんかな?それとも、お茄子かな。
 
「何のおみそしる?」
 
いつもならトテトテとやってきて
そう聞いてくる足音が中々聞こえてきません。
 
「今日はお寝坊さんやね。」
 
お母さんはあかねちゃんを起こしにいきました。
 
「あかねちゃん。そろそろ起きなさい。もう朝ですよ。」
 
お母さんがあかねちゃんの部屋に入ると、
あかねちゃんは真っ赤な顔でうんうんと唸っていました。
 
「大変。凄い熱。」
 
びっくりしたお母さんはあかねちゃんをすぐ病院に連れていきました。
熱は三日間下がりませんでした。
 
「おかあしゃん。おかあしゃん。」
 
うわ言をつぶやくあかねちゃんの手は汗でびっしょりしていました。
お母さんはあかねちゃんの汗を
こま目に拭いてあげながらずっと看病をしました。
その甲斐あってか、四日目の朝、
ようやくあかねちゃんの熱はさがりました。
 
穏やかに眠るあかねちゃんの
まだ少し汗ばんだ髪をなでながらお母さんは少しほっとしました。
 
「おかあしゃん?」
 
ややあって、あかねちゃんは目を覚ましました。
 
「おはよう。あかねちゃん。よう頑張ったね。偉いねえ。」
 
お母さんは優しく言いました。
 
「おかあしゃん?」
「退院したらうんとごちそう作るからね。何がいいかな。オムライスかな。ハンバーグかな。」
「おかあしゃん?」
「なあに?」
「おかあしゃん。どこ?おかあしゃん。どこ?」
「お母さんはここにおるよ?」
「おかあしゃん。どこ?おかあしゃん。どこ?」
「どうしたん?お母さんここにおるやないの。」
「おかあしゃん見えんもん。おかあしゃんどこ?」
 
あかねちゃんの目は開いているのに、クリクリとあちらこちらに動いているのに。
長く続いた熱の影響で、あかねちゃんは目が見えなくなっていたのです。
 
「先生!誰か!誰でも良いから!来てください!」
 
お母さんは急いでナースコールをしました。
窓から見える桜の木は葉桜になっていました。
 
あかねちゃんは何がどうなったのかわかりませんでした。
 
 
 
 
はい。
この続きを知りたい方は是非、4月の10日お待ちしてますw

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