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どんなデザインにも色をどうするか?というのは必ずついてくるものですよね。
以前に配色サービスについてのブログを書きましたが、今回はもっと基本的なことをちょっと復習がてら書いていこうと思います。
それは、色の持つ意味・与えるイメージとは?です。
例えば病院のサイトで、メインカラーに鮮やかな赤色が使用されていたら皆さんはどう思いますか?
「この病院はちょっと。。。」とまず行ってみようと思える人はいないと思います。
やはり病院と言えば「白」「青」などの安心感や清潔感を感じるものじゃないと行こうとは思いません。
こんな感じで今回は基本カラーとなる、
「赤」「オレンジ」「黄色」「緑」「青」「紫」「ピンク」「茶色」「黒」「白」
この10色の色がそれぞれどんなイメージを持つのかまとめていきます。
赤のイメージ
危険・情熱・興奮・活力
インパクトが強く、火や血といった危険なものも連想させるため、デザインにメインで使用するのが意外と難しいんですよね。
しかし、エネルギッシュさやパワフルさなど明るく生き生きとした情熱的な色でもあるので、うまく赤色を前面に出すことが出来れば、赤色をメインでなかなか使用しない競合ブランドの中でより目立たせる効果もあります。
オレンジのイメージ
若々しい、創造的、活動的、冒険的
赤と黄の2つを併せ持つオレンジは、活動的・活発的なイメージを与えると同時に、果実のイメージもあるので、フレッシュで健康的な感覚を与えることもできます。
明るく楽しく躍動感を持たせたいときにはとても便利な色ですが、高級感のあるものや伝統的なブランドイメージに使用してしまうと、軽薄に思われ逆効果になりかねないので使い方には注意が必要かもしれません。
黄色のイメージ
楽観的、元気、楽しい、幸せ
視認性の高い色なので、よく「立ち入り禁止」などの注意的なもので使用されているイメージもあります。
しかし、元気で楽しいエネルギッシュさも兼ね備えているので、オレンジと同じく躍動感のある明るいデザインに使用できます。
ただ、彩度や明るさなど色合いによってはチープに見られることもあるので、コンセプトやブランドイメージをよく確認して、どんな黄色が合うのかしっかり調査する必要があるかもしれません。
緑のイメージ
自然、バイタリティ、地位がある、裕福
皆さんが普通に想像する緑のイメージと言えば、植物が出てくるかと思います。
そこから、やはり環境的、持続的、オーガニックといった自然を彷彿とさせるイメージが強いです。
ただ、彩度や明るさを深くした濃い緑になると、地位の高さや裕福さといったイメージにもなるので、デザインに使用する際は色合いなど要チェックになりそうです。
青のイメージ
交流、信用、落ち着き、落ち込み
一般的に老若男女さまざまな方に一番好まれやすい色ではないでしょうか。
有名企業のロゴにも多く使用されているくらいに、信頼や信用・交流などのイメージが強く、権威的かつ企業としての安心感を与えることができます。
海や空などの親善的イメージもあるので、調和性もありますが、場合によっては悲しみや落ち込みなど暗いイメージになってしまうかもしれないので、色合いには要注意です。
紫のイメージ
高貴、精神的、神秘的
昔から高貴であることや地位が高いことを示すことに使用されてきた色で、他にも精神的・神秘的イメージを与えることができます。
明るく淡い色味だと可愛らしいフェミニンな印象になりますが、濃いめに使用するとセンチメンタル的印象や贅沢感、ラグジュアリーな要素も出てきます。
男性よりも女性に好まれやすいので、女性向けで高級感のあるものには使いやすい色かもしれません。
ピンクのイメージ
女性的、感傷的、ロマンチック、ワクワク感
ピンクは色調によってさまざまな意味をもってくる色だと思います。
一般的に考えれば少女的で可愛らしいという印象かもしれませんが、あえて少しくすんだピンクにすると、落ち着いて大人の女性でもファッションなどに取り入れやすいイメージや、感傷的要素にもなります。
また、あえてすごく鮮やかに赤に近いピンクにすると、若々しくエネルギッシュになって、インパクトを出すことができます。
茶色のイメージ
オーガニック、健康、健全、シンプル、誠実
木や土といった自然の色なので、健康や健全といった意味を持ち、オーガニックや自然的なものはもちろん、美容的なものにも使用されることがあります。
緑と同じで自然を表すため、安心・安定しているイメージにもなり、シンプルで力強く誠実であることなどの印象も持ち合わせています。
ただし、使い方によっては「濁っている」「汚れている」という印象になってしまうこともあります。
黒のイメージ
洗練、フォーマル、ラグジュアリー、悲しみ
一般的には「死」や「悪」といった暗く悲しく恐怖を与えてしまう色ですが、うまく使用すればシックで高級感やカッコよさを出すこともできます。
あえて広範囲に黒を使用すると全体的に引き締まった印象になるので、たまにデザインに困った時は黒に近いくらいの色をベースにしてみることがあります。
黒に何か別の明るい色を足せば、その色がアクセントになりインパクトに見せることもできます。
白のイメージ
純粋、シンプル、潔白、ミニマリズム
こちらも安心・安全なイメージを与える色で、清潔さなども必要となるものにはシンプルに白がイメージカラーとなるかもしれません。
ただし、白は色というより「色が無い」という印象が出る可能性もあるので、あまり白の範囲が多いデザインにすると「デザインされていない」と思われかねないのです。
難しいかもしれませんが。余白の使い方や意味をしっかり考えれば、ミニマルデザインとしてシンプルかつ透明感のある完成されたデザインになると思います。
最後に…
いかがでしたでしょうか?
基本的な色のイメージや与える印象を知っておけば、どうしてこの色にしているのか?というところの説明がしやすいですよね。
そこから他の色との組み合わせを考えたり、あえていろんな色を使用してカラフルにし、多様性などを出していくことも可能だと思います。
色については私もまだまだ勉強しないといけないので、色々調べていきたいところです。。。!