ブログ
BLOG
まなべぇです。
AIがイラストを描いたり、自動で色を塗ってくれたり…
そんな話題をここ数年でよく聞くようになりました。
よく聞くものの…具体的には何ができるんだろう??とふと疑問に思い、
実際にどんなツールがあるか調べてみました。
・ペン入れから色塗りまでやってくれる自動彩色ツール『Stlye2Paints v4』
・一筆書きからプロ並みのイラストに補正してくれる『AutoDraw』
落書きからリアルな背景を生成してくれるツール『GauGAN』
まずは下の動画をご覧あれ!
ディスプレイ左の簡単なイラストを元にリアルな背景を生成しているのが分かるでしょうか?
これは今年3月にNVIDIAから発表されたツール「GauGAN」の紹介動画です。
「雲」「海」「山」…などパーツごとに別れたブラシを使ってざっくりとしたシルエットを描いていくと、分けたパーツをAIがイイ感じに合成してくれています。
ヘロヘロした元絵でもこの通り、ドラマチックな風景に仕上げてくれます。
雲・空・山・海でパーツ分けしてみました。
すごいのが使ったパーツによって不自然な箇所を調整してくれる所。
例えば雪のパーツを多めに使うと曇り空になったり、山の下に川を配置すると映り込みができたりとAIが自然な風景になるように処理してくれます。
山の下に川を配置すると映り込みができました。
そしてこのGauGAN、デモページが公開されており実際に試し書きができるんです!
デモページは下のリンクからアクセスできます。
Live Interactive Demos | NVIDIA Research
操作説明
いざ!お絵かき!!の前に、
ページ下部の「Check this box if you agree to the terms and conditions described below.」にチェックを入れておかないと動かないので忘れずにチェックを入れておきましょう。
操作画面の解説も置いておきます。
簡単な英語で説明されているので操作に迷うことはほとんど無い…はず。
下のサムネイル郡をクリックすることで風景のタッチを変更することができます。
2段目のイラスト風を選ぶとこれまた面白いものができそうです。
GauGAN試してみた結果…
弊社スタッフにも協力してもらい、どんな風景画ができるか試してみました。
新●誠みたいなエモい風景画、作ったるで―!!!
まなべぇ作
変換前
無人島です。こんなミミズみたいな雲もうまく変換してくれるのでしょうか。
変換後
おぉ…結構かっこいい島になったんじゃないでしょうか!
真ん中の茂みの奥でボスが待ち構えてそう。
作風を変えて変換してみました。昼の無人島といった感じです。
他にも絵画風など、同じイラストから全く違う作風に変換できるところも面白さの一つです。
某スタッフ作
タイトル「謎の川」
夕暮れの土手と川…でしょうか!
真っ赤な空と静かな水面がエモさを醸し出しています。
タイトル「夢に出てくる顔」
鼻の所で先住民が儀式とかやってるやつ~。
ペン入れから色塗りまでやってくれる自動彩色ツール『PaintsChainer』
株式会社Preferred Networksが開発・提供している自動彩色ツール「PaintsChainer」です。
配色センスに自信がない人におすすめ。しかもペン入れ機能までついているとかなんとか…。
下のリンクから試すことができます。
発売中のLINEスタンプ「デメちゃんとぬこマネ」の編集データを引っ張って試してみました。
比較的ごちゃごちゃしてるイラストを選んでみました。さてどうなることやら・・・
絵本のような色合いになりました。
左のように色分けをする事で細かい指定が可能です。少しそれっぽい色になりました。
一筆書きからプロ並みのイラストに補正してくれる『AutoDraw』
Googleが公開しているツール「AutoDraw」です。
少し前に流行っていたので知っている人は多いのではないでしょうか。
下のリンクから試すことができます。
緑のボタン「Start Drawing」から操作画面にアクセスできます。
左上のハンバーガーメニュー内「How-To」にアクセスすることで、分かりやすい操作方法説明を見ることができます。
Webデザインではアイコンのアタリで使えそうだな~という印象です。
何が何でも変換してくれる?『Image-to-Image』
線画から猫・建物・靴・かばんの4種類の写真に変換してくれるツールです。
変換してくれるものが他のツールと比べて限定的ですが、中々これが面白いので一度試してみてください。
愛犬(柴犬)のイラストも容赦なく猫ちゃんに大変身。
番外編 AIが絵を書くとこうなる?
個人的に面白く感じたものの紹介になってしまいますが…
AI自身が描く絵というのを見たことあるでしょうか?
「AI 絵」で画像検索するといっぱい出てくるのですが、これが中々すごいインパクトなので興味がある人は一度検索してみてください。
※不気味な画像多めなので苦手な人は注意してください。
100倍ゆるくしたイメージ画像がこちら。こんなのが大量に出てきます。
何を言っているのか わからねーと思うが(以下省略)
AIにはどういう風に世界が見えてるのか?
画像を眺めてるとそんな哲学的な事を考えてしまいそうになりそうですね。
まとめ
近い未来、AIに仕事を奪われる職業の中の一つに芸術関係の仕事も入ってしまうのでしょうか…人間のセンスを必要とするものまでAI任せにできると考えると少し怖いような…
それはそれとして新しく面白い技術はどんどん試していきたいですね。
ではまた。